・バックラッシュをクィアする−性別二分法批判の視点から−
発題者:井上輝子(和光大学) バックラッシュにおける性別二分法の再構築
風間孝(中京大学) 性教育バッシングにおける若者のセクシュアリティと性的マイノリティ
クレア・マリィ(津田塾大学) バックラッシュにおけるさまざまなフォビアの解読
コメンテーター:田中玲(『トランスジェンダーフェミニズム』著者) 金井淑子(横浜国立大学)
■日時:2007年6月09日(土) 13:00〜16:30 ※受付12:00〜
■料金:1000円 学会員の方は500円
■場所:法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎3階(S305)
大会2日目(10日)には、個人研究発表・ワークショップが多数行われます。
以下、シンポジウムテーマに関連するものの一例
・第1分科会
黄綿史 近代日本における女性同性愛--新聞記事に見る問題化の位相
堀江有里 レズビアンの自己表象と承認をめぐって−カミングアウトに関する一考察
飯野由里子 差異を含む<わたしたち>をどのように語ることができるのか?
■日時:2007年6月10日(日) 10:00〜12:30
■料金:不明 ※公式サイトをご覧ください
■場所:法政大学市ヶ谷キャンパス富士見坂校舎3階(F305)
・ワークショップ
もっと話そう!「バックラッシュをクィアする−性別二分法批判の視点から」
■日時:2007年6月10日(日) 13:50〜15:30
■料金:不明 ※公式サイトをご覧ください
■場所:法政大学市ヶ谷キャンパス富士見坂校舎3階(F308)
・富士見坂校舎へは、逓信病院の左側の坂をのぼり、富士見坂門から行けます
■シンポジウムの趣旨(要約)■
ジェンダー・フリー・バッシングには、「男女共同参画」や「ジェンダー」概念への反感だけでなく、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーへの嫌悪感(ホモフォビア、レズボフォビア、バイフォビア、トランスフォビア)が根深く含まれている。このことは、バッシングが性的少数者を含むセクシュアリティのありかたを攻撃の対象としていること、即ち、性別二分法規範と相容れない性のありかたやその規範を疑問に付す実践に対する攻撃であることを示しているといえるだろう。
本年度の大会シンポジウムにおいては、クィア・スタディーズのアプローチ、すなわちジェンダーとセクシュアリティの非因果的であるが切り離すことのできない関係を問い、かつジェンダーやセクシュアリティの認識における二元論的な図式(性別二分法規範)を問うていくアプローチを踏まえつつ、@バックラッシュにおけるジェンダーとセクシュアリティの絡み合いを正面から取り上げ、Aジェンダーへの焦点化に偏りがちであったバックラッシュへの対抗言説にセクシュアリティの視点を導入する意義を確認し、Bそのことがバックラッシュに反撃するうえで不可欠であることを共有していきたい。
□OFFICIAL SITE
https://www.joseigakkai-jp.org/news109.htm#1
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