(毎月22日配信・無料) 【米】 NSDら・「同性愛者は罪人」発言に強い不快感

ジョージ・W・ブッシュ大統領が30日の会見上で、「同性愛者は罪人である」 と宗教的な思想に基づいた発言をしたことについて、アメリカの同性愛団体や NSD(National Stonewall Democrats)の民主党議員らは、 かつてない不快感と危惧の念をあらわにしている。 ラテン系アメリカ人によるセクシュアルマイノリティ支援団体を統括するマーティン・ O・キンテロ氏は、国内メディアに対して、「大統領は、不平等な社会をサポート するために、宗教的な信念を曲解すべきではない。重要なことは、異性愛者のカッ プルも同性愛者のカップルも、同じようにその存在を認めあうこと。愛は決して罪ではない」と語った。

また、NSDのデイヴ・ノーブル氏は、大手ゲイサイト365Gay.comにて、「大統領はアメリカの何百万もの(同性愛カップルの)家族が抱えている不均等を解消させる責任をもっている。彼の支持層であるキリスト教右派の過激論者たちをなだめるために、われわれを罪人扱いにするのではなく、彼はすべての家族を保護するために働くべきである。それが本来の思慮深い保守主義者のあるべき姿なのではないか」と指摘している。

□RELATED SITE (National Stonewall Democrats)
https://www.stonewalldemocrats.org/


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