シンガポール政府の諮問委員会は今月4日、同性愛をテーマにした映画の一般上映を解禁する方針を明らかにした。
同国では近年、低迷する経済状況の打開や価値観の多様化を推進していくため、様々な分野で規制緩和や検閲基準の見直しが進められているが、今回の解禁もその一環として盛り込まれたもの。
同国では今年7月、ゴー・チョクトン首相が官庁の同性愛者雇用の解禁を発表するなど、
少しずつであるが、性的マイノリティの人権問題が意識され始めている。
勧告書の中で同委員会は、「創造性豊かな国際都市をつくるためには、
国民により幅広い選択肢を提示する必要がある」と述べている。
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