J-WAVE初の本格ニュースプログラム「JAM THE WORLD」(ナビゲーター:
パトリック・ハーラン)で今月8日、番組内のコーナーで同性愛が取り上げられ
た。法政大学講師の伊藤悟さん(すこたん企画)も登場し、「日本では、100人いれば100通りの生き方があるというような多様性が殆ど受け入れられていない」と説明、欧米で実地されているパートナーシップ制度を日本でも導入されることを将来の目標として、見据えていきたいと話した。パトリック・ハーランは、コロラド州の保守的な地域で育ち、
「同性愛は病気、変態、犯罪者」とおしえられてきたが、親友のカミングアウト、実姉がレズビアンであったことなどを機に、今では偏見がなくなったと番組内で語った。以下、ノルウェー人女性ジャーナリスト、ブリタモリスタッドさんからの日本の同性愛者へ送るメッセージとして、番組の最後に放送されたコメント。
「ノルウェー、スウェーデン、オランダのゲイの人たちが頑張ったように日本の
ゲイにも闘ってほしいわ。忍耐を持って、賢く振舞ってほしい。私達ゲイは自
分自身に責任を持つということを真面目に考えている。私達がパートナーに
対して感じる愛情などの気持ちは、ストレートの人たちが相手に感じるものと
何ら変わりない、ということをわかってほしい。私達も社会へ参加し、尊敬され、
責任を持ち、同等の権利が欲しいだけ。税金は同じように払っているのよ。
税金を払っているのになぜ権利が違うの。おかしいでしょう? 税金のことを
引き合いに出すと、主張が通るのよ。権利を認めてくれないのなら、税金を
納めないと、国家へ訴えるといいわよ。」
□OFFICIAL SITE
https://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
|milk vol.55 2002/02/22 |home|2002 |