オーストラリアの高等裁判所は4月18日、独身女性とレズビアンの
体外受精(IVF)を規制することを要求していたカトリック教会の
訴えをしりぞける判決を言い渡した。裁決は7人の裁判官の満場一致だった。
以前にはビクトリア州連邦裁判所が「カトリック教会の訴えは
性差別法に違反している」という理由で、同様の要求を
棄却しているが、同様の結果となった。
この問題は数年前からオーストラリア国内で議論を呼んでいた
もので、今回の裁判で決着がついたことになる。
2年前にはジョン・ハワード首相が教会側の主張に同意した
発言を行ったこともあったが、結局、議会では審議投票は行われなかった。
|milk vol.59 2002/04/22 |home|2002 |