(毎月22日配信・無料) 【国内】 「女性として働かせてほしい」 社員側の主張

懲戒解雇された男性は、子どものころから自分の性に違和感を感じていたという。 昭文社には97年に入社、結婚をして子どもも生まれた。00年に 病院で性同一性障害と診断され、カウンセリングとホルモン療法を行うことを決めた。 昨年には男性名から女性名への変更も横浜家庭裁判所に認められている。 職場では上司一人だけに事情を説明した他は事実を明らかにせず、男性として勤務を続けていた。 しかし、治療が進むにしたがって体つきが女性的になり、男性トイレ使用などの職場環境にも耐えられない苦痛になっていった。

そんな中、今年1月21日に調査部から製作部への配転を内示された男性は、 1日考えた上で、22日に自分が性同一性障害であることを会社側に告白した。 その際、配転を受け入れる条件として、女性の服装での出勤、女性トイレの使用、 女性用ロッカーの使用の3点を要求。会社側は返事を保留したが、 男性はその翌日から女性の姿で通勤を始めた。

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