エクソン・モービルに次ぐ世界第2位の石油会社
ブリティッシュ・ペトローリアム(BP)のジョン・ブラウンCEOは6月19日、
Employment Non-Discrimination Act(ENDA)への支持を発表した。
滞在先のベルリンで会見したブラウン氏はこの日、「われわれは
アメリカやイギリスで、有能なゲイとレズビアンのスタッフを多く獲得
したいと考えている。年金の受給権(年金権)や死亡保険金、移転
手当など、同性愛のパートナーへも平等な利益を提供できなければ、
競争社会の中で成功を収めることはできないだろう」と話した。
ENDAとは、性的指向を理由にした解雇や差別的扱いを禁じるアメリカ
で審議中の法案のこと。これまでに、AT&T、クアーズ、ゼロックス、イー
ストマン・コダック、ヒューレット・パッカード、マイクロソフトなどの
主要31企業を含む75社が支持を表明している。
現在、イギリスとアメリカの38州では、性的指向を理由にした従業員の
解雇は合法になっている。性的指向に基づいた差別を禁止しているのは
カリフォルニア、コネチカット、ハワイ、マサチューセッツ、メリーランド、
ミネソタ、ネバダ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ロードアイランド、
バーモント、ウィスコンシンの12州。コロンビア特別区でも禁じられている。
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