国連児童基金(ユニセフ)は今月2日、エイズウィルス(HIV)に関する
報告書を発表し、「新たなエイズ感染者の半分以上が
15歳から24歳までの若者である」と述べた。報告書によると、
世界で1,180万人の若者が感染しており、うち女性が730万人(61.9%)
と男性を大きく上回っている。日本の若者の感染者数は、
男性が1,200〜1,700人、女性が2,000〜3,000人と推定されている。
国連エイズ合同計画(UNAIDS)は同日、スペイン・バルセロナで
7日から始まる国際エイズ会議の基幹文書となる総括報告を発表、
世界のHIV感染者が2001年末時点で、4,000万人を突破したと推計した。
最も深刻なのはアフリカ南部のボツワナで、成人の38.8%が感染しているという。
UNAIDSでは、富裕国がエイズ予防のための努力を強化しないかぎり、
今後20年間でのエイズによる死亡者がおよそ7,000万人に上ると指摘している。
□OFFICIAL SITE
https://www.unicef.org/
|milk vol.63 2002/07/22 |home|2002 |