同性愛カップルの結婚制度が、憲法が保障している婚姻と家族の権利を脅かす違憲立法だとし、
保守野党連合のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が州政権を握る
バイエルン、ザクセン、チューリンゲンの保守的な3州が、
パートナーシップ法の無効を求め控訴していた裁判で、
連邦憲法裁判所は7月17日、改めて同制度が合憲であるとの判断を下した。
同制度は昨年8月に施行され、これまで4,500組の同性カップルが夫婦登録を済ませている。
ドイツでは9月22日に下院総選挙を控えている。バイエルン出身で、
CDU幹部のエドムンド・ストイバー氏は、政権交代があれば、法律を
ひっくり返せるように努めると話している。失業者の増加、ドイツ
テレコムのゾマー社長解任、シャーピング国防相の辞任などの影響
から、最新の世論調査では、CDU・CSUの政党支持率が、最大与党・
社会民主党(SPD)を5ポイント上回る結果が出ている。
|milk vol.63 2002/07/22 |home|2002 |