(毎月22日配信・無料) 【米】 不当解雇の病院側は陳謝、元同僚への告訴も視野へ

レズビアンであることで職場で嫌がらせを受けていたデイビスさんは、 改善を求めるよう勤務先のプルマン記念病院に働きかけていたが、 病院側は全く聞き入れようとしなかった。さらに、 放射線技師のチャールズ・ゲス氏が、彼女と一緒に働きたくないと 病院側へ打診した際は、デイビスさんの就業時間を4分の3に減らすという、 一方的な措置が取られた。ゲス氏は、もっとも彼女に精神的苦痛を与えていた 人物とされ、ACLUのコール氏は今回の判決により、ゲス氏の告訴も可能になったと話している。 同病院のウェブサイトでは現在、雇用に関して次のようなポリシーを公表し、 自分達の考え方が誤りだったことを認めている。

「我がプルマン記念病院では、雇用に際して、人種、肌の色、宗教、 信条、性、国籍、年齢、障害の有無、性的指向、配偶者の有無、 兵役経験の有無に関わらず、いっさいの差別を行わず、機会の平等を保証する。 これは、用に関わるあらゆる側面、すなわち、採用・昇進・解雇・一時帰休(レイオフ)・ 職場復帰・転勤・手当・給与・研修の機会などがすべて対象となる」

□OFFICIAL SITE
https://www.pullmanhospital.org/


|milk vol.63 2002/07/22 |homeback2002 |