今年3月に性同一性障害であることを告白し、女子レーサーから
男子レーサーとして再出発した安藤大将選手(39)が8月2日、
大阪府箕面市で市民らを集めて初講演を行った。
「父親に1日でいいから女装して外を歩いてほしいといったら、絶対に出来ないと断られた。
その絶対出来ないことを、僕は38年間やってきたんだと言ったら、
父親は下を向いてしまった」と、両親へカミングアウトしたときの逸話などを披露した。
先月には、日本テレビ系列のドキュメンタリー番組にて安藤選手の
特番が放映された。以下、番組の最後に紹介された安藤選手のコメントより
「敵もいれば味方もいる、そういう状態をすべて受け入れている師匠
(長嶺選手)の姿を見て、僕もそんな風にはっきり生きてみたいと思った。
心をストレートに出すということがこんなに気持ちいいことだとは
知りませんでした。正直に生きることの大切さ、これだけ幸せを
感じれる大切さ(を知った今は)、本当に気持ちいいですね。」
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