米高級紙ニューヨーク・タイムズは今月18日、日曜版の紙面に掲載している
現在の「結婚」の欄を9月から「結婚・祝典」に変更し、
異性カップルと同等に同性カップルの挙式も紹介していくことを発表した。
掲載の基準や記事の書き方、写真の取り扱い方などは、これまでの
異性カップルと区別しない方針。条件として、公の場で式典を開くこと、
シビル・ユニオン(バーモント州のみ)またはドメスティック・
パートナーシップに登録済みであること、のいずれかを満たしたカップルが対象となる。
掲載料は無料。以下、ハウエル・レインズ編集主幹によるコメント。
「ゲイやレズビアンなどの同性愛カップルの結びつきを記念する式典は、
多くの読者や、カップルの親族や友人たちにとって大切なもので、
目に見える形で祝福しようという傾向にあり、今後もその動きは拡大していくだろう。
それらの動きを報道する価値を、われわれは認識している。
一方で、同性愛者の婚姻権の法律上・宗教上の定義について、
社会が統一されていないままでいる状況もわかっている。
われわれの紙面は、公正な立場を維持し、この議論をあらゆる視点から報道していきたいと思っている」
□OFFICIAL SITE
https://www.nytimes.com/
|milk vol.64 2002/08/22 |home|2002 |