(毎月22日配信・無料) 【フランス】 パリ市長刺傷事件・犯行動機は「同性愛者への増悪」

警察の調べによると、市長を刺した男はコンピュータ関連の仕事 をしているアゼンダン・ベルカヌ容疑者(39)で、単独での犯行 だった。犯行の動機については、「政治家、特に同性愛者が憎いから。 思いつきで犯行に及んだ」と供述しているという。同容疑者は、 パリ市北郊外の貧しい地区に両親と暮らし、過去に窃盗と暴行の 犯罪歴を持っていた。精神状態も不安定という。

ドラノエ市長は1998年にテレビで同性愛を告白し、注目を浴びた。 先月末には、フランス文化に多大な貢献を果たした同性愛者に深い感謝の意を 込めて、同国初となる同性愛文化を集大成させるゲイ・アーカイブの 設立構想を、市議会を通じて発表したばかりだった。 また、市長就任後も高い支持率を維持し、今では社会党の看板政治家として、 次期大統領候補の座を狙える位置につけている。


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