The Gallup Organization(ギャラップ社・ニュージャージー州)は10月8日、
今年夏に行った世論調査の結果で、アメリカ人は人口の平均21.5%が
ゲイ、または、レズビアンであると思っていることが明らかになったと発表した。
ギャラップ社は、日本を含む世界30カ国以上にオフィスを持つ世界最大級の
調査・コンサルティング機関。昨年には読売新聞社と共同で日米
関係に関する世論調査を行ったこともある。
同社では、ゲイとレズビアンに関する同様の世論調査を25年以上にわたり行っているが、
その数字は増加する一方。同性愛者の人口の割合は一般的に5〜10%と推測されることが多いが、
今回発表された数字は、それを大きく上回っている。
昨年11月には、別の団体が全米15都市を対象に類似の世論調査を行っているが、
そのときも18%という結果が出た。
The Gay & Lesbian Alliance Against Defamation(GLAAD)のニュース・メディア・
ディレクターのキャシー・レナさんは今回の結果について、次のように語っている。
「ゲイとして正直に生きようとする人の数が増えていけば、当然この
ような結果にも反映されてくる。カミングアウトする人の数が、今後
さらに増えていくことによって、人々はより正確な同性愛者の数を知
るようになるだろう。しかし重要なのは、決して数の大きさではない。
同性愛者にも、異性愛者と変わらない平等な待遇や市民権が与えられ
る価値があるということだ」
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https://www.gallup.com/
|milk vol.66 2002/10/22 |home|2002 |