ニューヨーク州上院は12月17日、
「性的指向による差別をしない法律」(The Sexual Orientation Non-Discrimination Act、略称SONDA)を
34対26の賛成多数で可決、19日にジョージ・パタキ州知事が法案に署名をした。
これにより同州は、31年にわたる法案の審議に決着を付け、
全米で13番目に、同性愛者に対して住宅・雇用などの面で幅広い保護
を与える州の仲間入りを果たしたことになる。
ニューヨーク州では2000年に、同性愛者に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)を
取り締まる法律を成立させ、150年間続いた同性愛行為の規制に関する
差別的な条例も同年に撤廃させた。ニューヨーク市では同性カップルの
登録制度が導入されているが、同様の制度が州レベルで実現される日も近そうだ。
今回の法案は、トランスジェンダーは対象とされていないが、
別法案にてトランスジェンダーについても保護の対象とする可能性があるという。
□【米】 ニューヨーク州議会・ゲイ差別撤廃法案が大差で通過
https://www.milkjapan.com/2001kn08.html
|milk vol.68 2002/12/22 |home|2002 |