1998年、愛人関係にあった女性のグロリア・レザーズを惨殺したとして、死刑が確定したアメリカ黒人女性のワンダ・ジーン・アレン死刑囚(41)が1月11日、米オクラホマ州で死刑執行された。アメリカで黒人女性が死刑執行されるのは1954年以来、47年ぶり。同州で女性が死刑になったのは1903年以来、およそ100年ぶりとなる。
弁護人らは同死刑囚に知的障害があるとして、死刑の延期を求める嘆願書を出していた。民間による国際的人権擁護組織アムネスティ・インターナショナルは、「いかなる理由でも死刑は不合理で、倫理に反している」と語った。
|milk vol.35 2001/01/22 |home|2001 |