(毎月22日配信・無料) 【ドイツ】 同性愛カップルの結婚制度が来月施行

ドイツ連邦憲法裁判所は7月18日、同性愛者婚姻法の施行延期を求めていたバイエルン、ザクセン両州の訴えを棄却した。この判決により、同法は8月1日より施行され、同性愛者のカップルにも男女のカップルと同等の法的権利が認められることになる。同性愛カップルが居住する自治体の戸籍役場で夫婦登録することを認めるほか、配偶者手当てや扶養義務、健康保険や医療介護保険、財産相続権、賃貸契約など幅広く男女の夫婦と同様の扱いを受けることになる。

ただし、オランダでは条件付きで認められている養子制度については、ドイツでは認められていない。また、昨年の段階で法案に盛り込まれていた税制法上の権利も男女の夫婦と同様にするという項目については、連邦参議院(上院)で保守系のキリスト教民主・社会同盟らの強い反発から、修正法案を策定する段階で削除された。  


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