インドのゲイ権利団体が今月、ホモセクシュアルの関係性を犯罪として取り扱っている政府に対して、
同性愛を合法化することを求める訴えをデリー高等裁判所に起こした。
同国では、同性愛行為を厳しく取り締まっており、最高で終身刑の処罰が与えられる。
政府は2002年1月28日までに回答を提出しなければならない。
訴えを起こしたのは、今年エイズインフォメーションで同性愛行為を促進したとして告発を受けたNaz財団。
同財団は陳述の中で、「同性愛を犯罪として取り締まる行為は、
憲法で定められている生きる権利と自由を侵害しているばかりでなく、
エイズの防止・啓発活動という点においても大きな障害となっている。
継続的に社会的差別を受けているセクシュアルマイノリティに対する世論の是認を得るために、
法律の改正は必要なこと」と主張している。
|milk vol.53 2001/12/22 |home|2001 |