【米】カリフォルニア州・同性愛者同士の結婚を禁止する法案が可決、予備選はゴア氏が首位
「異性間の結婚だけが法的に有効」とするカリフォルニア州の法案(「提案22」)が今月7日に行われ、賛成多数で可決された。最終的に賛成票は得票率の61%以上に達した。 これまでカリフォルニア州は、他の州で合法的に結婚した同性愛者カップルに対し、異性間の夫婦と同等の地位を保障していたが、今回の法案が可決されたことで今後は無効となる。

しかしながら、同日行われたカリフォルニア州大統領予備選の結果は、今回の法案に反対の意向を示していた民主党の候補者アル・ゴア氏が得票率 35%を集めて首位を獲得した。今回の法案に賛成の立場をとっていた共和党の候補者ブッシュ氏は2位(得票率28%)、同じく共和党のマケイン氏は3位(得票率23%)に終わった。

この結果を受けて、大統領選はゴア氏とブッシュ氏の一騎打ちとなることが確実となる。今後はマケイン氏の支持票が、ゴア氏とブッシュ氏のどちらに多く流れるかが注目されるところだが、米国のメディアによる最新の世論調査によると、マケイン氏を支持していた37%がブッシュ氏、35%がゴア氏を支持するという結果が出ている。全体の調査では、二人が一騎打ちになった場合どちらに投票するか、という質問に対して、 43%がゴア氏、40%がブッシュ氏と答えている。


|milk vol.27 2000/03/22 |home2000

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