【フィンランド】同性愛カップルのパートナーシップ制度導入へ
今年2月にフィンランド初の女性大統領に選ばれたタルヤ・ハロネンの提唱により、同性愛者カップルのパートナーシップ制度の法制化が実現されそうだ。与党が多数を占める議会のため、法案の可決は確実。同国でパートナーシップ制度が導入されると、北欧のすべての国が同性カップルに男女の夫婦と同等の権利を与えられることになる。

同国は人口の85%がキリスト教信徒の国だが、フィンランド福音ルーテル教会のジュッカ・パールマ大監督は先月、同性愛者を異性愛の夫婦と同等に扱うことには反対だが、同性愛者に法的な権利を認めることには賛成すると述べた。

このパートナーシップ制度によりフィンランドでは、遺産相続や離婚などの様々な面で、男女の夫婦と同等に取り扱われることになる。18歳以上であれば誰でも申請することができる。ただし、デンマークやアイスランドで許可されている養子については認められておらず、同国のレズビアン・ゲイ団体からは不満の声も出ている。

□フィンランド・同性愛団体の代表経験があるハロネン氏が大統領に当選
https://www.milkjapan.com/2000kn02.html


|milk vol.37 2000/12/22 |home2000

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