恋人同士が本当に恋におちているかどうかを判別することができるタンパク質が血液中に存在することを、イタリアの科学者グループが発見した。この研究を発表したのは、イタリアのピサ大学精神医学研究所で、恋愛中の学生20人の血液中を調べたところ、神経伝達物質セロトニンの働きを助けるタンパク質が、血液中で40%も減少していた。一日最低4時間、愛しい相手のことを思うとタンパク質は持続的に減っていく。さらにテストを続け、恋が終わるか、あっさりとした恋愛感情になった場合、タンパク質は高水準へ戻ったという。
これに対してフィッツ・パビア大学教授は「愛は顕微鏡で見つけるものではない。恋愛を矮小化するもの」といった懐疑的な見方をしている。近いうち、恋愛も数字でランク付けされるような時代がくるのかもしれない。
|milk vol.15 1999/03/22 |home|1999 |