人は、嘘をつくと鼻が膨らみ、触る回数が増える―。そんな研究結果が今月開かれた米精神医学学会で発表された。研究を発表したのは「嗅覚・味覚研究所」(シカゴ)に所属するアラン・ハーシュ博士とイリノイ大学のチャールズ・ウルフ氏の二人。報告によると、鼻は嘘が引き起こすホルモン作用で充血し膨張する。また、むずがゆくなることから、人は鼻を触り、罪悪感を表に出してしまうという。研究の過程で、アメリカのクリントン大統領の不倫もみ消し疑惑に関する大陪審証言のビデオを調べたところ、大統領は元ホワイトハウス実習生モニカ・ルインスキさんの関係を聞かれた場面で、鼻を触る回数が増えたという。
|milk vol.17 1999/05/22 |home|1999 |