大正製薬は今月11日、日本初の発毛剤「リアップ」を来月上旬に発売することを発表した。同社はこの発毛剤を医療用医薬品としてではなく、大衆薬として発売することを強く望んでいたため、安全性重視の審査基準から、申請から製造承認までおよそ7年という期間を経て、ようやく日本でも発売されることになった。薬の主成分であるミノキシジルは米国のファルマシア・アンド・アップジョン社が開発、1988年から世界各国で販売され、世界売上高は2億ドルに達する。
国内だけで育毛に関心があるのは500万人とされ、リアップの初年度売上高は60億円が見込まれている。またリアップ効果で育毛剤市場が活性化され、同製品を含めた育毛市場全体で20%の売上高増が期待されている。リアップの販売価格は60ml入りが5500円。
|milk vol.17 1999/05/22 |home|1999 |