武田薬品工業は先月30日、米大手製薬会社のアボット・ラボラトリーズ社との合弁会社、TAPホールディングス社を通じて、米食品医薬品局(FDA)に「ユープリマ」という性的不能治療薬の新薬承認を申請した。欧州でも同様の申請をする予定で、日本でも臨床試験に着手、3年後に販売をめざしている。
この性的不能治療薬は、脳の中枢神経を刺激してペニスを興奮させるというもので、ファイザー製薬のバイアグラとは基本的な仕組みが異なっている。使い方は、性行為の前に口で溶かすだけといういたって簡単なもの。平均15〜25分で効果が出るという。もとはパーキンソン病の治療薬として開発をすすめていたもので、米国内の臨床試験では最高で60%に有効性が確認できたという。
|milk vol.19 1999/07/22 |home|1999 |