昨年1月ロンドン南西部のワイト島で、高さ60メートルの絶壁からエドワード・ウィルコックス氏(64)を突き落として死なせた殺人事件で、先月23日、ウィンチェスターにある法廷に立ったクリストファー・トーマス被告(33)は、被告が11歳の少年だった頃、自宅で同氏から性的暴行を受けたことに対する復讐が犯行の動機だったことを明らかにした。
被告は「自分がしたことへの反省の言葉が聞ければ殺すつもりはなかった、ウィルコックス氏が自分以外の6人の子どもに対しても性的暴行を行っていたことを知り、考えが変わった。殺した後、自宅へ戻るとすっきりとした気分になった」と証言した。
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