■【読売新聞】カナダのレズビアンカップル・教会も認める同性結婚
■7月25日付・読売新聞
価値観の多様化が進むにつれて、結婚に関する考え方は異性愛の男女間でも大きく変わろうとしている。そんな流れを汲んで、きっとシリーズ化が決定したに違いない連載「世界結婚事情」。しかし、最終回を締めくくったテーマはなぜか、ヘテロ夫婦とはまるで関係がない『同性愛カップルの結婚問題』だった。
「教会も認める同性婚」と題された記事の内容は、カナダでは同性同士の結婚を認めているキリスト教派があるということ、精子の提供を受け女児を出産、3人で幸せに暮らしているレズビアンのカップルがいること、性的指向を理由に差別するのは憲法の精神にそぐわないとの考えに基づく司法判断が最近下されたことなどを紹介。時代は確実に同性愛者の権利拡大の方向へ向かっていることを伝える内容になっている。
子供なんてセックスすりゃできるもの、なんて考えで安易に子供を産んで、幼児虐待やせっかん死、挙げ句の果ては保険金かけて殺してしまう異性愛の親がいるご時世。子供の存在のありがたみを一番知っているのは、むしろこういった同性愛カップルの方なのかもしれない。
|milk vol.21 1999/09/22 |home|1999 |