「女性になりたい」と性転換を希望したのを理由に、旧東独地域クウェレンドルフ村の村長の座をリコール投票で追われたミヒャエラ(男性名ノルベルト)・リントナーさん(40)がこのほど、ベルリンの区議に当選した。この地域はトルコ系住民など外国人の多い下町の区で、民主社会主義党の比例代表名簿の筆頭だった。ディスコなどで選挙運動を展開してきたリントナーさんは、「再び政治の仕事に戻れてうれしい」と語った。大衆紙ビルトによると、リントナーさんはこの夏、性転換手術を受けたという。村のリコール騒動をモデルにした映画の撮影も進んでいる。
|milk vol.22 1999/10/22 |home|1999 |