メイル・ボディ【Queer Japan・1】
伏見憲明・編/勁草書房/\1,800
多くの人々が無条件にアイデンティティの根拠としている肉体としての
男と女。肉体を性自認の根拠としないクィアという存在とその文化を通して、
人間の生/性の多様なあり方を探っていく、この秋注目度NO.1の季刊誌。
性同一性障害はオモシロイ【性別って変えられるんだヨ】
佐倉智美/現代書館/\2,000
女性とも普通に恋愛してきたので無自覚だったが、日に日につのる女性に
なりたいという気持ち。教職を捨て「女性」として生きる道を選んだ元男性の
ユーモアあふれる体験手記。
性転換手術は許されるのか【性同一性障害と性のあり方】
山内俊雄/明石書店/\2,000
自分の望む性と実際の性とのギャップに悩み、苦しむ人びと・・・。日本で
初めて公的な性転換手術に道を開いた著者が、手術に至る道すじと
今後の方向性を初めて明らかにします。
クローゼットの認識論【セクシュアリティの20世紀】
E・K・セジウィック(外岡尚美)/青土社/\2,800
現代社会は男たちのホモ的な絆で成り立つホモ・ソーシャルである・・・。
鮮烈な理論でアメリカのフェミニズム/セクソロジーをリードし、フーコーの
後を継ぐ著者の代表作。
セクシュアリティの歴史社会学
赤川学/勁草書房/\5,000
明治以降、近代日本のセクシュアリティはいかに形成され、どのように
変容したか。日本のセクシュアリティ言説形成過程に見出だされた一定の
パターンを論究・検討します。
|milk vol.22 1999/10/22 |home|1999 |