【連載】『クラブの楽しみ方講座』Vol.4 基礎編〜正しいクラブの服装選びについて
クラブへはどういう服装で行ったらいいか・・・、これってクラブへ行ったことがない人にとっては、結構大きな悩みだったりします。でも、以前にも書いたように、そもそもクラブにはドレスコードチェックというのがないため、それほど悩む必要はありません。

実際にクラブに行っている人たちがどういう格好をしているのかというと、ヒップホップ系のパーティならジャージ、ダブダブのパンツにトレーナーといったいわゆる「ヒップホップ」な人が大半。これがハウス・テクノ系のパーティになると、リフレクターを付けた服や靴などで来る人が結構見られるようになったりします(これだとライトが当たったときに、リフレクターが光ってサイバーっぽく見えます)。

でも、これらはどれもその人のファッション・センスですので、当然ながら「クラブにはこういう服装で行かなくちゃならない」といったマニュアルがあるわけではありません。自分の自由なセンスで選べばいいわけです。

注意しなければならないのは、フロアは熱気でかなりヒートアップするので、なるべく脱着しやすい服装を心がけて選ぶということです。真冬でも半袖になるのは珍しくありませんので、どうせ見せることはないからと油断して、安物のTシャツなどを着てこないように気をつけましょう。

それから荷物は出来るだけ最小限にしたほうがベターです。クラブはどこでもコインロッカーを完備しているものですが、数が少なかったり、クローク前で荷物を預けるのにかなり並んだりしますので結構面倒です。ファッションでリュックやボディバッグを背負って踊っている人もいますが、その程度の小さいものならまず気にならないでしょう。

以上のように、クラブへ行くのにファッションのことをとやかく気にすることはありません。どんな服を着ていくかよりも、動きやすい格好かどうかを心がけることが正しい服装選びと言えるでしょう。

それでも何か迷うようならば、いっそのこと、ジーパンとTシャツで行けばいいでしょう。なにしろクラブで見かける一番多い服装でもありますから(笑)。

それと、クラブにはかなりイケてるファッションの人が多いのも事実なので、そういう人の服装を見ているだけでも飽きないものです。「ASAYAN」や「GET ON!」などのストリート系マガジンや、「MEN'S NONNO」とかいった一流モデルを使ったファッションマガジンなんかを見ているよりもずっと参考になるし、自分にあった服装がわかると思いますよ。

【著者:高橋誠】


|milk vol.23 1999/11/22 |home1999

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