先月29日に行われたマレーシア総選挙では、与党連合・国民戦線が下院議席の4分の3を獲得して勝利したものの、与党第1党の統一マレー国民組織(UMNO)は大幅に議席数を減らした。アンワル氏のワンアジザ夫人をはじめ野党勢力が改選前の2倍以上にあたる45議席を獲得した。アナリストらはマレー系民族政党のUMNOが低迷したことについて、アンワル前副首相兼蔵相の処遇を巡り、「マレー系の人々がマハティール政権に怒りをぶつけた」と指摘している。
|milk vol.24 1999/12/22 |home|1999 |