【話題】“レズビアンの父”羽田圭二世田谷区議が石原都政へ挑戦
世田谷区で「レズビアンの父」が東京都議会議員選挙に立候補を表明した。羽田圭二世田谷区議(58)だ。世田谷区といえば、性同一性障害を公表し、日本で初めて区議に当選した上川あやさんや、日本で初めてプライドパレードに参加した国会議員の保坂展人さんが区長を努めるなど、LGBTフレンドリーな区として知られる。今年1月には保坂区長や多数の区議が参加して「LGBT成人式」も行われた。

羽田区議は6月29日午後、世田谷区役所内で記者会見し、立候補を表明した。この中で6つの重点施策を公表。情報公開、住民参加の徹底、脱原発エネルギー政策の転換などとともに「弱者や少数者を排除しない社会の確立」を挙げた。羽田氏は「セクシャルマイノリティなどありのままの自分を表現し、多様な考えを認め合う、そういう社会の確立に向けて東京都が更に一歩前進をするということを求めていきたい」と述べ、さらに「春にLGBTの成人式がおこなわれ、私も参加し、とても感動した。私の家族にも当事者がいる。今後も一層、排除しない社会への取り組みに力をいれていきたい」と語った。家族にいる当事者とは次女でレズビアンであることを公言している知佳さん(31)。日大芸術学部写真学科を卒業したフォトグラファーでもある彼女は羽田事務所のスタッフとして父を支えている。

東京都議会といえば、「ナマコとオカマは大嫌い」や、同性愛について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言するなど、LGBTに対する差別発言で悪名高い石原慎太郎氏が知事をつとめている。羽田区議は、私たちLGBTの気持ちを代弁して石原知事に一矢を報いることができるのか。LGBTコミュニティーのサポートも重要になってくるのではないか。

都議選は各選挙区ごとに立候補が行われ、羽田区議は世田谷選挙区からの立候補。世田谷区民の審判をうける。選挙の投開票は2013年6月の見込み。

■ゲイであることをオープンにしている石川大我豊島区議の話し

「家族にLGBTがいることをカミングアウトした議員はおそらく日本初ではないか。当事者の議員が増える事も大切だが、よき理解者である家族が議員として 申し出てくれることは、一般への説得力も大きく心強い。LGBTの問題について石原都政にモノを言える都議会議員が少ないなか、羽田さんが都議として当選すればLGBTコミュニティーにとって、とても 大きな財産になると思う」


|milk vol.-- 2012/07/01 |home2011

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