【恵比寿/リキッドルームギャラリー】清水尚・写真展「All we need is love」
■ 「All we need is love」 -
■ それは無償の愛から生まれる家族の絆

正式に、もしくは事実上、結婚を遂げたGLBTのカップルが、長年生活を共 にし、自然な流れで「家族」を築くことを決意する……。GLBTが珍しい存 在ではなくなったアメリカでも、まだまだ絶対数的にはマイノリティだが、 子供を家庭に迎えるケースが増えています。

郡の養子システムを利用したり、里親として預かった子供に愛情が湧き養 子にしたり……。なかには代理母を頼む、ドナーから精子提供を受ける、 と子供を授かる経緯はさまざま。当然、生後間もない赤ちゃんや、孤児院 で育てられていた子、と受け入れられる子供の立場もさまざまです。

アメリカという世界最大の先進国において、子供に対する虐待やネグレク トの問題は増加傾向にある一方で、自由を確立して来たGLBTは、次なるス テップとして家族を形成し子供を育てることで、人生の新たな意義を見い だそうとしています。

この自分達の幸せを純粋に分け与えようと思う親と、愛情を向けてほしい 子供の関係は、自然に生まれたものではありません。しかし、家族を持つ ことで生まれる本能的な愛情が、親達にも生きる力を与えていることは確 かです。撮影中、親と子で互いに支え合いながら営われている生活に、 不自然さを感じることはありませんでした。

人は誰かに必要とされ、また愛情を人に与えることで幸せを感じます。 家族として寄り添って共に暮らすことで、喜びや、悲しみなどの感情を分 かち合い、互いに大切にされていることを確認します。子供達にとって家 族の役割とは、いつも愛されている実感が得られる場所であることではな いでしょうか?今回撮影で訪ねた、親がGLBTカップルである家庭には、 血のつながりを超えた「純粋な愛」が溢れていました。

また、子供達に接するGLBT達が押し並べて、深い愛情を受けて育ってきた 事を感じ取りました。家族の成り立ちが希薄化する現代社会で生きる私に とって、家族の絆を再確認する作業となりました。

写真家 清水尚



パリより帰国後、広告、ファッション、ビューティー写真の世界で活躍し 続けている清水尚(しみずひさし)の写真展。ここ数年、彼の写真作品は 「家族」というテーマをもとに撮影されています。 最近の作品:2009年6月 写真集「Portraits of silence」(講談社)/ 2010年2月 写真集「All we needs is love」(講談社)

■日時:2010年8月08日(日)〜21日(金)
■料金:無料
■場所/住所:Liquidroom gallery(リキッドルームギャラリー)
東京都渋谷区東3-16-6(JR恵比寿駅西口/日比谷線恵比寿駅徒歩3分)
TEL:03-5464-0800
http://www.liquidroom.net/

■問い合わせ先:ステイル 矢野有里子(担当マネージャー)
TEL:03-3497-0190 FAX:03-3497-0345
yano+stijl.co.jp(+を@に変えて送信)

□公式ホームページ(Hisashi Shimizu 清水 尚)
http://web.me.com/airst_hisashi






|milk vol.105 2010/08/12 |home2010

このページのトップへ戻る