【本日の話題】青森LGBTFF特別企画「北丸雄二氏 講演会」
■ 北丸雄二氏 講演会 「オバマ、宗教、ノーベル賞 ──
■ LGBT眼鏡で見えてくるあなたの知らないアメリカ」

【講師・北丸雄二さんからのメッセージ】  アメリカというとニューヨークを思い浮かべる人も多いですが、ニューヨークがアメリカだと思うとこの国のことを誤ります。世界で最も進んだ国と思われているアメリカでは、悪魔の存在を信じている人が7割近くいます。進化論を信じている人はたった3割で、対して「人間はサルから進化したのではない。最初から特別な存在として神様が創造したのだ」と信じている人が5割近く存在するのです。むしろこれが「世界で最も進んだ国」アメリカの姿なのです。

しかし当然ながら、アメリカには本当に進んでいる部分ももちろんあります。するとどうなるか? 進んでいる部分と前述の原理主義的なキリスト教とがしばしば激しくぶつかり合います。その葛藤と軋轢と摩擦のエネルギーが、実はアメリカを動かしているのです。

その衝突が最も如実に現れるのが、60年代は黒人の人種問題であり、70年代はフェミニズムの女性問題であり、そして80年代以降は同性愛者の人権問題です。同性愛者問題は現在はもっと幅を広げLGBTQという性的少数者全体の問題となって、米国ではじつは最も大きな国内問題の1つです。LGBTQの置かれている現状を見ることで、アメリカの現在をお話ししたいと思います。



■講師:北丸雄二(きたまるゆうじ)

1996年まで東京新聞/中日新聞のニューヨーク支局長を務め、現在はニューヨーク在住のままフリーランスの物書きとして国際時事問題から日本の社会・政治時評、文学評論、文芸創作などに携わっています。ゲイ小説の金字塔『フロントランナー』などの英米文学の翻訳や、08年にはジミー・カーター著『カーター、パレスチナを語る──アパルトヘイトではなく平和を』(晶文社、共訳)も出版されました。

オフブロードウェイ・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』や『アルターボーイズ』などの日本公演用翻訳脚本も手がけ、映画『RENT』や『ミルク』のパンフレットでも解説を執筆するなど、内外のLGBT事情やゲイカルチャーを紹介する第一人者でもあります。



・第4回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル特別企画3
■日時:2009年12月5日(土)14:00〜(16:00終了予定)
■料金:無料
■場所/住所:アピオあおもり1F 保健指導室
青森市中央3-17-1(017-732-1010)

■問い合わせ先:青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
http://www.aomori-lgbtff.org/

□公式ホームページ(北丸雄二氏 講演会)
http://www.aomori-lgbtff.org/special-events.html#special3

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