【イタリア】 バチカン・ローマ法王の容体悪化、感染症で重体

今年2月に気管切開手術を受けて自宅で療養中だったローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が3月31日、 泌尿器系の感染症による高熱で容体が急激に悪化し、危篤状態に陥っている。 本人も死を覚悟している状態で、「最後のときをバチカンで過ごしたい」という意思を示しているという。 この発表を受けて、サンピエトロ広場には多くの人々が押し寄せ、世界中の信者らとともに祈りを捧げている。 再び高熱を引き起こしたことで人々は、キリストが法王を迎えに来る日が近いことを感じ取っているのかもしれない。

法王は2月1日にインフルエンザで入院し、9日後に退院した。しかし2月23日、 持病のパーキンソン病による筋肉の衰えから呼吸障害を起こし再入院し、 翌日24日にローマ・ジェメリ病院で気管切開手術を行った。 その後、27日と3月6日に行われた日曜正午恒例の祈りでは、 病院の窓から群衆に手を振るなど、快方へ向かっている様子もあった。 3月13日には再退院したが、予断を許さない状態が続いていた。

ローマ法王は、これまでベールに包まれていたバチカンを開かれたものにし、 信者とコミュニケーションをとれるよう尽力した功績を持つ。 携帯電話やインターネットなどを自ら利用するなど、新しい時代に対応した カトリックを世界中に広める努力も続けていた。 また、キリスト生誕2000年祭にあたる2000年を「贖罪の年」として、 教会史上初めて、歴史的な教会の罪を認めたことも高く評価された。 このときは(要請を受けていた)セクシュアルマイノリティに対する直接的な謝罪の言葉はなかったが、 人権に対する罪を認めた。

□【イタリア】 ローマ法王、同性愛者に対する罪は認めず
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