(毎月22日配信・無料) 【米】 ニューヨーク市・「ハーヴェイ・ミルク高校」が公立学校として開校

レズビアンやゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどの生徒を受け入れる教育施設「ハーヴェイ・ミルク高校」が、来月の新学期から公立学校として生まれ変わることになった。この学校は1985年に、ハーヴェイ・ミルクの遺志を継いで、二人の医師(エモリー・ハトリックダミアン・マーティン)がウェスト・ビレッジのビルの一室に創設した高校。カリキュラムは公立高校とさほど変わらず、卒業すれば高校の卒業証書ももらえる。開校当時、ニューヨーク・タイムズの一面で学校が紹介され、広く知られるようになった。ハーヴェイ・ミルクは生前、「人は希望がなければ生きるに値しない」と語り、同性愛の子どもたちに希望を与えることを、誰よりも強く望んでいた。

校舎は現在、NY市教育委員会の認可を受けて320万ドル(約3億8000万円)の予算をかけて改修工事が行われている。保守派のマイク・ロング会長は、「厳しい財政状況の中で市の予算を、限られた子どもたちのために費やすことは間違っている」と市を非難している。これに対して、マイケル・ブルームバーグ市長は、「正しい判断であったと考えている。今後の方針に何ら変わりはない」と説明している。

□OFFICIAL SITE (ハーヴェイ・ミルク高校)
http://www.hmi.org/


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