オランダ、ドイツに続いて、ベルギーでも同性愛カップルの結婚が認められることになった。ベルギー政府は、同性愛の差別につながる法律を撤廃し、同性愛カップルに結婚している男女と同じ法的資格を与えることを加盟国に要求しているEUの意向に添うため、先月22日の閣議でこの法案を了承した。他のEU諸国と比較して、同性愛者への対応が遅れていた同国だが、強い反対勢力のないまま、スムーズに法案は施行されることになった。議会通過は来年になる模様。
今回の法案では、民法上の権利や義務などについて同性間の結婚を異性間の結婚と同様に扱うように定めている。ただし、隣国のオランダでは認められていた養子縁組については、今回の法案では禁止されている。カップルのうちのどちらかが養子をもらうことは従来通りできるが、その場合、一方との間には親子関係は認められない。
|milk vol.47 2001/07/22 |home|2001 |