【イタリア】ローマ法王、同性愛者に対する罪は認めず
ローマ法王ヨハネ・パウロ二世は今月12日、バチカンにあるサンピエトロ寺院にて、カトリック教会が過去に起こした罪を認め、許しを求める特別ミサを開いた。

法王は説教の中で、新教各派などのキリスト教会の分裂や十字軍、異端審問、ユダヤ人や女性、異教徒への改宗強制にて行った暴力、先住民に対する差別や抑圧などへの赦しを神に請い、赦しを請う罪として、一般的な罪、真実に対する罪、教会一致に対する罪、ユダヤ人に対する罪、愛・平和・文化の尊重に対する罪、女性と少数派の尊厳に対する罪、人権に対する罪の7つが挙げられた。中絶については、胎児の声なき声を代弁する努力に対する罪があるとし、祈りの中ではジプシーに対する罪を明確にした。

同性愛者に対する罪については、イタリアを中心とした世界各国のゲイ団体から謝罪の要請があったが、明確には触れられなかった。

カトリックは、キリスト生誕2000年祭の今年を「贖罪の年」としており、「赦しを請う日」(3月12日)の特別ミサは、過去への見直しに前向きな法王の意向から、主要なテーマのひとつとして上げられていた。カトリック教会が歴史的な罪を認めるのは、2000年の教会史上初めて。


|milk vol.27 2000/03/22 |home2000

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