【イタリア】最高裁・同性愛は病気と認定する司法判断
イタリアの最高裁判所は今月11日、ローマカトリック教会の教義に基づく「同性愛は精神的な病気または障害である」という判断を容認した判決を下した。

この判決は、25年間連れ添った夫がゲイだったため、妻が離婚後の扶養給付を要求していた裁判で言い渡された。夫婦は1990年に離婚し、1995年に教会から婚姻の取り消しを認められているが、裁判所は夫婦のどちらかが同性愛者であった場合、その結婚自体を無かったこととするカトリック教会の判断から、婚姻の無効を支持し、元妻は離婚後の扶養給付は受けられないと判断した。最高裁判所はまた、「同性愛者は結婚に伴う義務や責任を果たすための精神的能力が欠如しており、結婚生活を営むことはおよそ不可能である」とする教会側の主張に同意を示した。

これに対して同性愛の活動家たちは、裁判所が教会の教義を法律と同一視したことに対して非難の声をあげている。ゲイ擁護団体・アーチゲイのフランコ・グリリーニ氏は、「この判決は、保守的できわめて時代遅れだ」と批判している。


|milk vol.28 2000/04/22 |home2000

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