【米】米合同メソジスト教会・同性愛をめぐり意見が二分
4年に一度開催される米合同メソジスト教会総会にて、同性愛をめぐり意見が二分する状況がつづいている。 メソジスト教会は1968年の合同後、1972年に同教会の信仰を表した「使徒の書」に、「私たちは同性愛を許容しないし、この行為がクリスチャンの教えに両立しないと考える」と明記。そのとき以来、一部牧師、神学者、信徒らが、この個所を削除するうごきが毎回出されてきた。しかしそのあとも、同性愛を告白した牧師を解任したり、同性愛者同士の結婚式を執り行わないことを決議した。

今回の総会では、同性愛者側にグレゴリー・デル牧師が、反同性愛グループからは米上議員のパトリシア・ミラー氏が激しい口論を展開している。今年2月にカリフォルニア州で同性愛結婚式を執り行った68人の牧師に対し、同州の教会総会判定所が何の処分も行わなかったことや、同州議長が州総会の決議は全米総会決議よりも優先されると発言したことなどが、さらにこの問題を大きくしている。


|milk vol.29 2000/05/22 |home2000

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