【イギリス】ユーロ人権裁判所・英国のゲイ差別法を違法と判断
ブリュッセルのヨーロッパ人権裁判所は先月31日、男性の同性愛者によるグループでの性行為を禁じている英国の法律規定を「プライバシー侵害」に当たり違法だとする判決を下した。また、英国政府に対して、同性愛の男性に5万ドルの慰謝料を支払うよう命じた。

訴えを起こしていたのは52歳のイギリス人男性。彼は、自宅で行ったパーティーで他の4人の男性とセックスをしており、その模様を写したビデオを警察に押収され、逮捕された。その後「同時に2人以上の同性とのセックス」を禁じた英国の法律に違反した罪で有罪判決を受けた。男性はこれを不服として、ヨーロッパ人権裁判所に訴えていた。

EUでは加盟各国に対して、同性愛者にも異性愛者と同等の権利を与えることを求めており、人権裁判所は全員一致で、男性の行為は完全に個人のプライバシーに属するもので、法律が口出しすべきではないと判断。この裁定により、イギリスは性犯罪を規定した法律において同性愛者と異性愛者の平等をよりいっそう強く求められることになりそうだ。


|milk vol.33 2000/08/22 |home2000

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