【米】ニュージャージー州・ウォルマート性的嫌がらせ訴訟で多額の賠償金
ゲイであることを理由に会社を解雇された元従業員が、不当解雇を受けたとして、勤務先に対して損害賠償を求めていた裁判で、ニュージャージー州ブランズウィックの上級裁判所はこのたび、元従業員に210万ドルの賠償金を支払うことを命じる判決を下した。裁判はこの日、勤務先であるウォルマート側が出廷しなかったため、欠席裁判で判決が言い渡された。

訴えを起こしていたのはリッキー・ブードヴァレスさん(27)。ブードヴァレスさんはトランスジェンダーで、書類上は男性だが、女性として働いていたが、そのことに気づかれたときから、嫌がらせが始まったという。

ウォルマート側のスポークスマンによると、ブードヴァレスさんは行いが良くないため解雇されたとしているが、ブードヴァレスさんは、仕事上のトラブルもなく、後輩の仕事の指導を任されるなど問題はなかったという。


|milk vol.33 2000/08/22 |home2000

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