【米】AP通信が同性愛関連のニュース記事に新基準採用
AP通信はこのたび、同社が配信するニュース記事を適切に伝えるための基準として利用されているスタイルブック(手引き)を改定した。改定のなかには、ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーに関するものも含まれている。 この改定は、先に行われたGLAAD、GenderPACとAP側の編集者との話し合いの成果である。

主な改定の内容は、まず「ゲイ」という用語については、「同性愛(者)」に対する一般的な同義語として使用してもよい。男性・女性どちらの場合も含まれるが、一般的には男性同性愛者を意味する。女性同性愛者には「レズビアン」が一般的である。「ゲイ」をオルタナティブ・ライフスタイルと同列に扱ってはいけないとした。

性転換手術を行った個人に対して言及する際には、手術前の出来事に関する記述の場合、転換前の名前と性別を使用し、手術後の出来事に関する記述の場合は、新しい名前と性別を使用することとした。

生来の性別とは異なる性別を選択した人については、手術や整形・ホルモン療法などによって生まれた時の性別と異なる性別の特徴を獲得し、見た目にもそれが認められる場合、その本人の好む代名詞(彼、彼女など)を使用すること。本人の好みが明らかでないときは、本人が普段生活を送っている状態に適した代名詞を使用することとした。


|milk vol.34 2000/09/22 |home2000

このページのトップへ戻る