【米】 幼児へのモーツァルト効果は時間の無駄
モーツァルトの音楽を母親の胎内にいる子どもに聴かせると頭のいい子が産まれる、幼児期に様々な芸術作品を鑑賞させると脳の発達にプラス効果がある―。このような触れ込みで、最近全米で流行し、日本でも実践している家庭も多い、この一見説得力のある子育て方法が、科学的には全く根拠がなく、ほとんど時間の無駄だと結論づけた記事が、今月9日に発売の米タイムズ最新号に掲載された。

記事によると、神経医学では3歳までに脳がどのように発達していくかについてまるで解明されておらず、マクダネル財団総裁のジョン・ブルア氏の新著「最初の3年間の神話」で、脳科学の甚だしい誇張に基づくものだと主張。その他の専門家も科学的根拠がないことを認めているという。


|milk vol.20 1999/08/22 |home1999

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