【月間MEDIACHECK】朝日新聞・聖書解釈が分かれている日本キリスト教界他
■聖書解釈が分かれている日本のキリスト教界
■2月24日付 朝日新聞夕刊

日本基督教団常議員会で、この春行われる牧師の資格を得るための検定試験が議 題に上がった際、「同性愛を表明している人が受験すると聞いているが、そうした人は 倫理的にふさわしくない」との同性愛者に対する差別発言があった。この発言をきっか けに議論が紛糾している日本のキリスト教界をもとに、2月24日付けの朝日新聞紙上 にて、「同性愛者は牧師になれるか」と題した記事が掲載された。

その内容は、まず欧米のキリスト教界が同性愛問題について活発な議論が交わされ ている一方で、日本のキリスト教界ではほとんど議論が交わされてこなかったことを指摘。 次に、旧約「レビ記」18章、新約「ローマの信徒への手紙」1章、新約「コリントの信徒へ の手紙」6章等を論拠に同性愛は認められないとする多井一雄武蔵工大教授(倫理学) と、「聖書には奴隷制や女性差別などに関することも書かれているが、そういったことは 時代的制約として乗り越えられてきた。聖書には、どんな人でも、神の前で平等であり、 神に愛されるという、より根源的な洞察が含まれている」といったことをもとに、同性愛を 容認する森本あんり国際基督教大準教授(キリスト教倫理)の二人の主張を取りあげ、 同性愛についての聖書解釈が分かれている日本のキリスト教界の現状を明らかにした。

■故三島由紀夫の同性愛相手が実名小説を文学界四月号に掲載
■3月7日発行 文学界四月号

教師と教え子との同性愛を描いた小説「バスタオル」で2年前、芥川賞候補になった 元高校教師の福島次郎氏(68)が、同性愛の性向が取りざたされてきた三島由紀夫( 1925-70)との交際をつづった実名小説「三島由紀夫 - 剣と寒紅」が、今月7日発売の 文芸誌「文学界」にその前編が掲載され、一般紙を中心に大きく取りあげられた。

小説によると、福島氏が三島と出会ったのは男色の世界を描いて話題となっていた「 禁色」が連載中の51年5月。当時大学生であった福島氏が、作品中のゲイバーがどこ にあるのかを聞きに三島宅を訪れたことから関係が始まった。以来、5,6回程度の関係 を持ったものの、その夏にはいったん関係が破局。10年後に二人は交流を再開し、自 決事件の4年前まで師弟関係は続いていった。その間における作者の目から見た三島 像について淡々と語られている。

■ホモネタを自ら利用する三流ゲイタレント・堀部圭亮

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