【イタリア】同性愛カップルを夫婦に準ずる法案が議会へ提出
同性愛を歴史的に罪としてきたローマ法王庁(バチカン)のおひざもと、イタリアで、同性愛カップルを夫婦に準ずる「家族単位」として法的に認めるための法案がこのほど、議会に提出された。今月2日に提出されたこの法案は、「国内には300万人の同性愛者が存在するが、カップルの財産権、市民権などが法的に認められていない」と、法制化を求める意義を説明。同性愛カップルも、家族として住民登録ができるようにし、遺産相続などに関して、「婚姻と同様の関係」を認めるよう提案している。

一方、バチカンが発行するオッセルバトーレ・ロマーノ紙は「伝統的な家族の崩壊」につながるとして、法案を強く非難している。カトリック紙アッベニーレは「議会同性愛ロビーの新たな攻勢」と敵意をむき出しにした。カトリック系の右派野党などからも、反対の声が出ている。

欧州では最近、同性愛カップルを家族と認める動きが目立ち、スウェーデンは95年、同性愛者と異性愛者のカップルを法的に同等と規定。オランダ、フランスでも、遺産相続などの多くの分野で夫婦に準ずる権利が付与されるようになっている。


|milk vol.4 1998/04/22 |home1998

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