■台湾人ゲイが語った金城武「秘められた過去」
■週刊宝石9月17日号
週刊宝石9月17日号に、フジテレビ系列人気ドラマ「神様、もう少しだけ」に主演中の人気俳優・金城武(24)に関するゲイネタ記事が3ページほど掲載された。
記事の内容は、台湾でタレント活動をしていたX氏(30)の証言をもとに、台湾時代の金城武が、どのように表舞台に出てこれたかという部分を探っていこうというもの。
しかし、どの話も信憑性は薄く、金城武がゲイであるという台湾時代の痕跡は、この記事からは見られなかった。
「金城武がゲイの世界に近い場所にいる」というリードを用いた記事も、台湾や日本のゲイに人気があることや、ただ単に映画界にはゲイが多いという傾向をその論拠としているくらいでかなり無理があった。
セクシュアルマイノリティ(性的少数者)に対する差別的表現などは見られなかった。
過去にキアヌ・リーブスがゲイであるという噂が広まったことをとりあげて、
「映画俳優としての評価や名声になんら影響はなかった。」とか、「ゲイであることと役者の評価は関係ない」と書かれていたり、
週刊誌にしては、同性愛者に対する一定の配慮が見られる印象の記事だった。
|milk vol.9 1998/09/22 |home|1998 |