【国内】性転換手術・医療行為として初30代女性
今回の患者は、肉体は女性なのに自分の性別を男性と認識している「性同一性障害」で、1992年からは精神的なカウンセリングや男性ホルモンの投与を受け、男性として社会生活を営んでいる。

この日の手術は、同センターの原科孝雄教授(形成外科)、木下勝之教授(産婦人科)が執刀。木下教授が子宮や卵巣などの内性器の摘出と乳房の切除を行ない、原科教授が男性器をつくる準備として、尿道を延長する。約半年後に、上腕部から切り取った皮膚で胸の軟骨をくるんで男性器をつくり下腹部に接合すれば、それによる排尿や性行為も可能になる。しかし、精巣はないため射精はできない。

日本精神神経学会は、国内の性同一性障害者を2200〜7000人と推計している。埼玉医科大学にはこれまでに200人以上が自分の性に対する違和感を訴えて連絡してきたという。


|milk vol.10 1998/10/22 |home1998

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